今回は、
・ネットカフェのバイトは危ないのか?
・女性でも安心して働ける環境なのか?
こういったことを解説してきます。
某ネットカフェにて立てこもり事件が起こってから「ネットカフェのバイトは怖い、危ないんじゃないか?」と思っている人も増えているそうです。

グーグルの検索でも「ネットカフェ バイト」の関連ワードに「危ない」というワードがあったりします。
これからネットカフェでアルバイトを検討している方、特に女性は気がかりになる問題かと思います。
そこで現在大手のネットカフェでアルバイトをしている僕が、実体験をもとにネットカフェでのバイトは危ないのかを語っていこうと思います。
参考になると思いますのでぜひご覧ください。
今は危ないと言われる業務は減った
結論を先に言っておくと、
以前は危ないと思う業務もありましたが、今はだいぶ改善されている
と思います。
もちろんすべてのネットカフェの事情はわかりませんが、少なくとも大手と言えるネットカフェは立てこもり事件以降に対応方法を見直したようです。
どういった改善があったかを解説していきます。
そもそもネットカフェでのバイトが怖いと思われた大きな原因とは?
ネットカフェのバイトが怖いと思われた大きな原因は、2022年6月に某ネットカフェで女性店員を人質にした立てこもり事件があったからだと思われます。
事件以降、ネットカフェの仕組みを問題点に上げる報道もされていました。
何が問題だったのか?
ネットカフェを最近利用していない方にはピンとこないかもしれませんが、最近の大手のネットカフェは完全個室になった鍵付きの部屋がブースの1つとして設置されています。

(写真は快活CLUBの鍵付き個室)
部屋の大きさは四畳くらいのもので、壁と天井が繋がっている小部屋になっているものが主流となっています。
言うならば1人用のホテルのようなもので、宿泊施設として使えるレベルの完全なプライベート空間となっているのが特徴です。

事件が起きたのはこのタイプの鍵付き個室で、部屋の備品に不具合が発生したと女性店員を呼び出して立てこもったというものでした。
問題になったのは女性を男と密室にいるような状況にしてしまったということですね。
この件で改善されたことと対策
この立てこもりの件で僕の勤務先でも大きな改善があり、特に女性が勤務する場合には大きな変化がありました。
お客様と密室にいる状況を作らないようにした
大きな問題となった密室で二人きりになるということ。
ここでのお客様への対応が変わりました。

何か不具合で呼び出しがあった場合は、お客様に部屋を出ていただくようになりました。
また、男性店員がいる場合は必ず男性店員が対応するようになり、女性はなるべくこういった業務は行わないようにもなりましたね。
この作業中もお客様がカギで入ってこれないように部屋から二重のカギをかけるようにもしています。
防犯ブザーの着用が義務付けられた

コンビニ店員の方も着用しているような、ボタンを押すだけで警備会社にすぐに連絡がいくブザーが配布され、勤務中は着用が義務付けられました。
何か起こってもすぐに対応してもらえるようにはなっています。
普段の勤務で危険なことはあるのか?
事件以降、防犯対策が進みましたが普段の勤務で頻繁に危険な目にあうことはあるのか気になりますよね。
結論を言うと、普通のアルバイトと同じで身の危険を感じるようなことはないに等しいです。
しいて上げるならたまに迷惑なお客様が来店することがあり、そういった方への対応で怖い思いをする可能性はあるかもしれないということですね。
具体例をあげていきます。
カウンター対応
最近ではセルフレジで入退店ができる店舗も増えてきましたが、カウンターでスタッフが1人ずつ対応する店舗もまだまだあります。
そういった店舗ですとお客様と関わる機会が増え、中にはお店の料金やルールなどにケチをつけ、対応したスタッフに怒るような人もいます。
そういったことに慣れていない人は怖いと思うかもしれません。
備品の不具合の対応
基本的にカウンター業務以外はお客様と関わる機会はないですが、備品の不具合の対応でお客様と関わる機会があります。
そのときにお客様が困っていてもマニュアル上、対応できない業務もあったりします。
そういったときにトラブルになるケースがあります。
特に多いのはワード、エクセルなどのデータを紙にコピーするときですね。
お客様の個人情報に関わることなのでお客様自身ですべてやっていただき、店員である我々はデータやPCに一切触れないようマニュアルにあります。
ですが、
・コピーのやりかたがわからない
・単純にめんどくさい
といった理由で触れないことをお伝えしても「やってくれ」と言われる押し問答で怒り出し、怒鳴ってきたりする人も何人かいたのを覚えています。
ただこういったトラブルは基本的に社員の方や、先輩などがフォローしてくれます。
また大手なら社員の方がいなくても電話で24時間対応しているサポート室もあるため困った場合に対応してもらえます。
なるべくトラブルに遭いたくない場合は
ネットカフェで働くうえで、こういったトラブルに遭いたくない場合はどうすればいいかも書いておきます。
結論を言うと、店舗の立地に気を付ければ多少は遭いにくくなります。
近隣にネットカフェが何軒かある場合は、アルバイト応募の参考にしてみてください。
近くに居酒屋がある店舗では深夜の時間帯ではシフトに入らないようにする
ネットカフェの利用目的の大きなウェートを占めるのが宿替わりに使うことです。
居酒屋を利用し、終電を逃したとき近くにネットカフェがある場合はほぼ確実に利用されたりします。
そんなお客様は酔っぱらっていることが大半で、他のお客様への迷惑になる行為をしたりする人もいます。
そのことへの注意でトラブルに発展し怒鳴られるなどの怖い目にあうことがあったりします。
時給は日中より高めですが、そういったお客様への対応が苦手なら居酒屋が近くにある店舗で深夜にシフトに入らないようにしましょう。
駅近くの店舗もやめておく
ネットカフェは仕事が楽そうと思われがちです。
郊外だったり、住宅街の近くにあるような店舗だとたしかに暇なことが多いですが、駅が近くにある店舗はかなり忙しかったりします。
そういった店舗は入退店が多いので、それに比例して迷惑なお客様が来る確率も上がったりします。
単純にバイト未経験だと仕事がまず大変に思えてしんどいということもあると思うので、できれば応募はやめておいたほうがいいかもしれません。
ただネットカフェ以外で働いても怖い思いをしたり、嫌な思いはしたりする
ここまで書いて身も蓋もないかもしれませんが、お客様への対応で怖い思いや嫌な思いをすることはどの業界でもあるかと思います。
僕もネットカフェ以外でアルバイトをした経験があるのでわかりますが、接客業ではどこでも人が絡む理不尽には遭います。
世間の常識と外れた考えを持っている人、他人の気持ちを考えられない人などそういった人は残念ながら腐るほどいます。
立場上言い返せない、不機嫌な顔は見せられないのは悔しいですが、お金をもらう以上、しょうがないことと割り切るしかありません。
もしそういったことに我慢できない人は人をあまり関わらない仕事を探すほうが自分のためにもいいと思いますね。
まとめ
ということでネットカフェのバイトは怖いのかを解説していきました。
立てこもり事件以降、大手のネットカフェは業務が改善されており、身の危険を感じるレベルの恐怖を感じることはないとおわかりいただけたかと思います。
一部の理不尽なお客様により、嫌な気持ちになることはあっても通常業務で危険なことはまずないということですね。
もしそれでも心配のようなら一度応募する店舗を利用して店員さんがどんな感じの仕事をしているか見ておくのもいいかと思います。
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