「インティマシー・コーディネーター」というワードが話題になっています。
そこで今回は意味やどんな人がその仕事をしているか?
調べてみました。
インティマシー・コーディネーターの意味
インティマシー・コーディネーターとは映画やドラマなどで性的な描写をする際、俳優や制作スタッフが安心して作品づくりに取り組めるよう、肉体的、精神的にサポートするこの仕事のようです。
近年、日本の映像作品でも起用されるケースが増えているそうです。
日本人初のインティマシー・コーディネーターの誕生
そんなインティマシー・コーディネーターですが、実は日本人でその職に就いた人は2020年が初めてのことのようです。
浅田智穂さんといい、2020年にNetflix映画『彼女』に参加して以降、数々の話題作で手腕を奮っているそうです。
インティマシー・コーディネーターは具体的にどんな仕事をするの?
簡単に言うと、俳優さんと監督の間に入り、シーンの妥協点などを見つけていく仕事のようです。
台本を読み、性的シーンを抜粋し、具体的にどのようなことをやるかを監督に聞き、その具体例を俳優さんにしっかり伝え、作品のためにいい落としどころを見つけることをするようです。
台本を丁寧に読み、ヌードや性的な描写を中心に気になるシーンを抜粋します。
ト書きだけでは分からない状況や動きなどを監督に聞いて、どのような描写のシーンなのかを確認します。
その後、俳優の皆さんに描写を細かく説明して、できるかどうかを確認して同意を得る。
どこまではできて何ができないのか探っていくと、「これだったら監督の要望がかなえられる」という落としどころが見えてくる。
さらに本番中はモニターで映り方に問題がないかなどを確認し、懸念や認識の違いがあれば監督や制作側に伝えたりするようです。
インティマシー・コーディネーターになるためには資格が必要
インティマシー・コーディネーターになるためには、資格を取得する必要があるようで、浅田さんは、アメリカのIPA(Intimacy Professionals Association)のトレーニングプログラムをオンラインで計50時間ほど受講しテストに合格し、なれたようです。
IPA(インティマシー・プロフェッショナルズ・アソシエーション)はインティマシーコーディネーターの育成、プロフェッショナルなインティマシーコーディネーターの派遣、コンサルタントなどを行う世界発のエージェンシーでもあり、教育機関です。
現在は日本にもインティマシー・コーディネーターを育成する機関が存在するようです。
インティマシー・コーディネーターJAPAN公式サイト:https://intimacy-co.jp/
ギャラや年収はどのくらい?
ギャラや年収はどのくらいか調べてみましたが、具体的にはでてきませんでした。
ただ前例のない仕事だけに、ギャランティーの交渉に苦労することもあると浅田さんが答えています。
声を上げにくい駆け出しの俳優が多い現場にこそインティマシー・コーディネーターが必要だと考え、低予算な作品の相談に乗ることもある。
こういったこともあるようで、具体的なお金の話はできないのでしょうね。
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