日ナレに入所したいけど「日ナレにいる講師の方ってどんな人がいるのか」気になりますよね?
学校でもクラスの担任によって「あの先生は明るくて好き」「あの先生は話が長くて嫌い」など様々な印象を持ったことは誰でもあるかと思います。
そこで今回は学校で言う担任となる講師のことをまとめた記事を書いてみました。
この記事を読めば、
・日ナレの講師はどんな人がいるのか?
・講師に当たり、はずれはあるのか?
・講師によってレッスン内容は変わるのか?
・日ナレの講師は厳しいのか、怖いのか?
こういったことがわかるかと思います。
僕も4年間日ナレに通い、いろいろな講師に出会いました。
そんな自分の体験や感じたこと、違うクラスのレッスン生に聞いた他の講師の印象やレッスン内容を含め書いていきますので参考になるかと思います。
でひお読みください。
講師にはどんな人がいるのか?

まず日ナレにはどんな講師がいるのかというと、
・プロの声優
・俳優、劇団員
・タレント
・演出家
・映画監督
・脚本家
こういった職種の方がいます。
男女問わず年齢は40~50代の方が中心で、業界ではベテランクラスの芸歴の方が多い印象です。

ちなみに上の職種は演技の講師で、ボーカルの講師は『ボイストレーナー』『声楽家』『歌手』の方に指導していただけます。
講師に当たり、はずれはあるのか?

ちょっと講師の方には失礼な言い方ですが、『講師に当たりやはずれはあるのか?』気になる方もいるかと思います。
結論から言うと「基本的に当たりやはずれなんかない、仮にそういう概念が出る場合は人の感性の違いによるもの」と言うことですね。
ただこれだと漠然としすぎているので説明していきます。
日ナレの講師に求められているものは同じ

日ナレのホームページを見ていただけるとわかるかと思いますが、講師は募集で採用された人です。
業種が違えど会社員と同じで、会社側から仕事内容を指示され、指示された仕事をこなしている立場です。
日ナレ側から今どういう人材が欲しいか、どういう指導をするか、レッスン生のどういうところを見てほしいのかをある程度決められているそうです。
そういったことを自分が組むレッスンで1年間見ていき、この子は良さそうと思ったレッスン生を関連オーディションに推薦しています。
講師によってレッスン内容の違いはあるのか?

日ナレのレッスンは本科までは主に舞台演技なのですが、そのレッスン内容は講師それぞれの個性が出てきます。
基礎科の話になるといきなり台本があるものをやっていく講師もいれば、暑い・寒いなどのリアクションに近いことを中心にやったあと、ようやく台本のある演技に入るという違いですね。
しかし注目している部分の本質は変わらない
ただ細かい基礎練習やレッスンで使う題材の違いはあれど、講師がレッスン生に注目している部分は変わらないと思います。
レッスンで講師は、
・与えた課題に対する対応力
・指導した部分の変化への瞬発力
・入所時と進級審査までの1年間での伸びしろ
こういった部分を見ているのだと思います。
僕も4年間通い、研修科まで行きましたが、一貫してレッスン内容に対して思ったことは1回や2回読んだだけじゃ理解しにくい台本の課題が多かったなということですね。
セリフに対して何通りかの解釈ができるものや、そもそも何でこんなセリフ言ってるんだろうって思うものが多かったです。
台本に対しての理解力と対応力、演技後のアドバイスや指示に対してすぐに変化をつけることができる瞬発力が試されているように見えましたね。

これはプロになり、現場に立つようになれば必ず求められる能力だから見ているのだと思います。
その才能があるかどうか見極めるためにあえて難しい台本を与えているのではないかと思いましたね。
講師の指導法や性格でとらえ方のズレが出る可能性はある

講師の性格や考え方によって、細かな違いはあり、この辺はその講師への印象が変わる部分かもしれません。
講師によって印象が変わる部分は、
・言葉がやさしいか、きびしいか
・レッスン生の態度や姿勢によっての好き嫌い
・レッスン内容による向き不向き
こういったことがあげられるかと思います。
最近プロ野球でこんなことがありました。
説明するとチームが打撃不振になっているのを打撃コーチが強い言葉で喝を入れているというシーンなんですが、これをみてみなさんはどんなふうに思いますか?
世間ではコーチが非難されたんですが、僕個人としてはそんな騒ぐようなことでもないと思ったんですね。
これについて元プロ野球選手や他のアスリートの方々も擁護したりそこまで非難されることではないといった意見が結構出ています。
とらえ方次第で印象が変わってしまう

何が言いたいのかというと、先ほどの厳しい言葉に対して、
つらい、きついと思うor見返してやろう、やってやろうと思う
こんな感じで自分がどう思うかで印象が変わるということですね。
僕も子供の頃から野球をやっており体育会系で育ったせいでこういった厳しい言葉には慣れています。
ですが、今まで厳しい言葉がそんなに出てこない環境で育った方は『怖い・厳しい』と感じてしまう人もいるということですね。

一部ネットで名指しで『〇〇講師はハズレ』なんて書かれていたりすることもあります。
実際に書かれた講師を僕も知っていますが、僕はハズレだとは思わなかったんですね。
むしろレッスン生には好かれている部類の講師でした。
ただその講師はたまに言葉に厳しい部分があったり、やる気のないレッスン生や、課題に対して真剣に向き合っていないとわかる人にはあまりアドバイスをしないなんて印象はありました。
そういった自分に問題があったにも関わらず講師にそういう態度をとられたからか、あるいはレッスン内容が合わなかったからハズレなんて書いたのかもしれませんね。
講師の指導法でメンタルが落ちる人は今後厳しい

身もふたもないことですが、正直講師の言葉でメンタルが落ちてしまうようではプロになることは不可能だと思ったほうがいいかもしれません。
プロになればもっときつい環境が待っています。
・実力がある先輩たちを追い抜く努力とモチベーション
・現場で会う厳しいスタッフとのコミュニケーション
・先輩への気遣い
声優や演劇業界は文科系に見えて、根底は体育会系です。
身体のケアはもちろん先輩やスポンサーなどへの気遣いなど、仕事以外でやってることはアスリートの世界と同じです。
そんな精神を削ることが待っている世界で講師の言葉1つでメンタルが落ちていては先がないことがわかるかと思います。
厳しい言葉を投げかけられてもこれが普通の世界なんだと思うようにしましょう。
業界を理解して実力が足りていれば講師の当たり・はずれという概念は出てこない

まとめると業界を理解して、自分がまじめに取り組んでいれば講師の当たり・はずれなんて概念は出てこないということですね。
少し厳しい言い方かもしれませんが、講師の『当たり・はずれ』などと言ってしまう人は自分の努力や実力の不足を他人のせいにしているということです。
基本的に日ナレに通う場合は基礎科~研修科までで3年は通うことになります。
その3年で3人の講師に当たる可能性があり、実力があれば講師が誰であろうと進級は必ずできるし、基礎科~研修科の過程で必ず推薦がもらえます。
講師のせいにするのではなく自分の実力を伸ばすことを考えましょう。
今回は以上になります。
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