Twitterなどを見ていると声優志望などと書きながら養成所に行かない人がいたりします。
そういった人でひたすら自分のボイスをアップし続けているだけの人もいたりします。
個人的にそういう人はプロは無理だろうなと思ってしまいます。
今回はなぜそういう人がなれないと思ったのかを書いていこうと思います。
なぜなれないと思ったのか
理由は、方向性が間違っているからです。
養成所にも行かずTwitterなどで自分のボイスをひたすらアップしているというのは、
「プロ野球選手になりたいと言っているのに1人でひたすら素振りだけしているような人」
に見えてしまいます。
プロ野球選手になるには速い直球と鋭い変化球を打つ両対応のバッティングができたり、守備のうまさだったりそういった技術も必要になります。
そういう技術を磨くために幼い頃から練習をして、名門校に入り、うまい人たちと競いながらレギュラーになり、甲子園などの大きな大会に出場して世間の注目を浴びるのが王道のプロへの道となります。
声優への道も同じです。
ボイスを誰に向けてアップしているのか。
そこを考えているのかということです。
ボイスをアップして聞いてもらい、フォロワーさんに褒めてもらったり指摘してもらう。
せいぜいこのレベルでの考えで止まっていることかと思います。
しかし演技素人のフォロワーさんに褒めてもらったり、指摘をもらって何かプラスになることはあるんでしょうか?
まだフォロワーさんが演技経験者だったりすれば話は違いますが、根本的にはただ自分の声を褒めてもらいたいだけなのではないでしょうか?
あるいはアーティストの路上ライブのようにたまたま声優事務所の社員さんがあなたの声を聞いて、たまたまその声に惹かれて、たまたまスカウトされるなんてストーリーを想像しているのでしょうか?
残念ながら大手の声優事務所のほとんどはそれぞれ養成所を設けており毎年新たな新人が出てくるのでどこの誰だかわからないあなたの声を聞いているなんてことはありません。
これだけの理由でもボイスをただ上げているだけでは意味がないことがわかるかと思います。
そんなことをしている暇があるなら養成所に入るお金を貯めて養成所に入り、同じ志をもつレッスン生と競い合っていたほうがまだプロへの道が見えてきます。
ちなみにディスり気味の記事になっちゃいましたが、
・自分の成長記録として録音していく
・自分の声の印象のリサーチのため上げてみる
こういった理由でのアップは問題ないかと思います。
といっても毎日やる必要はやっぱりないとは思いますが……
いずれにしても人前に立つ緊張感だったり、演技中の独特の間だったりそういった本などで学べないことを知れるのでやっぱり本気で声優を目指すなら養成所に入るなり、劇団に入るなりしたほうがいいのかなと個人的には思います。
今回は以上です。