今回は、
「声優養成所のために仕事や大学は辞めるべきか?」
というテーマで書いていきます。
僕は4年間、声優養成所の日ナレに社会人として働きながら通いました。
今回はそんな僕の経験をもとに、
「声優養成所には働きながら通えるのか?」
「夢のために本気になるなら仕事や大学を辞めてがんばるべきか?」
そういった疑問にお答えする記事となっています。
それではいってみましょう。
仕事によっては辞めたほうがいい場合もある
結論から言うと、
「養成所のために大学や仕事を辞めるべきではないが、一部辞めたほうがいい場合もある」
ということですね。
順番に解説していきます。
養成所のために大学や仕事を辞めるべきではない理由
前提として大学や仕事は絶対辞めるべきではないということはご理解いただけたらなと思います。
現実的な話だと養成所に入っても99%が声優になれずに終わってしまいます。
自分が1%側の人間にいるという可能性にかけて会社を辞めるのはリスクリターンが合わないですよね。
よく有名人などの過去話で、夢のためにすべてを捨てて努力をしたなんてことを目にしますが、それは稀なケースとだけは理解しておきましょう。
単純に考えて辞めるべきではありません。
資格など取ってから養成所に入る
あとは学生の方で、現在資格などの勉強をしている人はそれを取ってから養成所に行くといいかと思います。
特に潰しのきく資格の勉強をしているならなおさらですね。
通えるなら若いうちのほうがいいですが、こちらもリスクリターンを考えれば養成所は優先すべきことではないと思います。
では「一部辞めたほうがいい場合もある」とはどういうことか
仕事を辞めたほうがいい場合
僕は働きながら養成所に通いましたが、平日は基本的に定時で終わり、土日休みのところで働いていました。
その基準で言えば働きながらでも問題はなかったです。
しかし毎日残業で1日が仕事と家の往復になっているような場合は仕事を辞めたほうがいいかと思います。
正確には辞めるというより転職ですね。
レッスン生になると毎週何かしらの課題が出されます。
これをこなすためには仕事以外の時間をほとんど使うことになりますが、その時間を確保できない場合は正直通うだけムダになってしまいます。
レッスンだけでプロの声優になれるなんてことは100%ありません。
レッスンは言わば課題に対する答え合わせの場みたいなもので、それ以外にどれだけ自分のスキルアップに時間を使ったかのほうが重要になってきます。
そういったことを考えるとその時間をとれないような会社は辞めたほうがいいということになりますね。
大学を辞めたほうがいい場合
言い方悪いですが、その大学を卒業して就職に有利になるようなところでなければ思いきって辞めるのはありです。
よく言うFラン大学ってところですね。
1回自分で考えてみてください。
「なんのために大学に行っているのか?」
「この大学で何か将来に繋がることはできているのか?」
これの答えが曖昧なら大学に通う意味もないので辞めるのはありかと思います。
大学に通って何もないけど、プロの声優になりたいという気持ちがあるなら大学は時間もお金もムダに使う邪魔なものでしかありません。
思い切って高卒でも入れる会社で働きながら通うほうが有意義なものになると思います。
今回は以上です。