今回は、
「なぜ声優になりたがる人は増えるのか」
というテーマで書いていきます。
放送されるアニメの数は年々減ってきているそうですが、声優志望の人は年々増えているそうです。
その理由をざっとあげてみようかと思います。
それではいってみましょう。
なぜ声優になりたがる人は増えるのか
誰でも可能性を感じることができるから
小さい頃から野球をやっていない人がプロ野球選手にはなれませんが、小さい頃から演技をやっていない人でも声優にはなれます。
実際養成所に入ってから演技を始めて、プロの声優になり、売れっ子になった人もたくさんいます。
そういった例がよくあるので自分でもなれそうと敷居が低く見えてしまうのは正直なところあるんでしょうね。
容姿は関係ない仕事に思われる

以前この記事で書きましたが、今は容姿も必須の職業になっているんですが、一般的にはまだ容姿は関係ない仕事に思われていることが多いからというのもあると思いますね。
また養成所側もホームページなどで「実力があれば容姿は関係ない」と謳っているところもあり、それを間に受けている人もいるんだと思います。
容姿のことですとアイドルや女優になれるレベルではないですが、声優ならちやほやしてもらえるかもと思っている人もいるんだと思います。
僕が養成所に通っていたときもそのように思ってそうな人はいましたね。
アイドルが好きで、養成所の中ではレベルが高い容姿をしており、男のレッスン生を何人か引き連れ、いわゆるオタサーの姫のようにプチ帝国を築いている人もいました。
そういったちやほやされたいけど誰もが綺麗と言える容姿を持っていない人が声優ならいけるかもと思って志望するということはあると思います。
アニメが身近なものになった
15年前くらいから徐々に深夜アニメが流行りだし、一般の層もアニメを観るようになりました。
アニメを観る人の絶対数が増えるとそれに関わる仕事に興味をもつ人も増え、必然と声優になりたい人も増えてくるということですね。
さきほどの容姿の話にも被ってきますが絶対数が多くなればそれだけ容姿が良い人も増え、外見のレベルが上がったというのもあるかと思います。
情報が入りやすくなった
他の職業にも言えますが、テレビや新聞が情報のほとんどを締めていた時代からネットやスマホの普及によりいろいろな職業が身近になったのはあると思います。
僕が養成所に入る前の話になりますが、昔は声優養成所なんてアニメ雑誌や電車の吊革の上にかかってる広告の紙に小さく書いてあったりなどそういうところでしかレッスン生の募集があるというのを知ることができなかったみたいですね。
そういった声優の養成所があるってことを知りやすくなったのも影響があるのかなと思います。
ただどの世界も結局は甘くない
声優界は誰でもなれそうと敷居が低いのはありますが、敷居が低いということはライバルも多いということです。
どの世界でもそうですが、なりたい人が増えればよりオリジナリティを求められるようになり、歴史が深くなっていくほどその業界は単純な技術やらのレベルも上がってくることになります。
いざ学んでみれば難しいことだらけというのが現実で、隙間産業のようになってくるものということは理解しておいたほうがいいのかなと思います。
今回は以上になります。