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講師が言っていた演者として持っているといいことはどんなことか

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今回は、

「講師が言っていた演者として持っているといいことはどんなことか」

というテーマで書いていきます。

 

僕は4年間日本ナレーション演技研究所(日ナレ)に通い、4人の講師にあたりました。

 

その中で「演者としてこういったことを持っているといい」と講師が言っていたことが何個かありました。

多くの売れっ子声優が持っているものや、現場で好かれる人の条件みたいなものですね。

 

技術というよりマインド的なものが多いですが、「たしかに大事だな」と思うものばかりでしたのでご紹介していこうと思います。

 

それではいってみましょう。

 

好奇心を持つ

僕がこれまで出会った講師全員が言っていたことが好奇心を持ちなさいということでした。

人、モノ、社会あらゆるものにということですね。

特に「人については常に興味を持ちなさない」ということでした。

 

人に興味を持つということ

演者は作品に求められたことを演じなければいけない仕事です。

究極を言えば人間に関わるすべてのことを知り、演じることができなければいけない仕事です。

 

しかしそんな人は絶対にいません。

 

だからなるべくこの究極人間に近づけるために知らないことを減らしていきましょうということですね。

 

演者として知らないことを減らすということは、

・いろいろな体験をする

・知らないことは調べる・聞く

・感情の変化で出る身体の反応を覚えておく

こういったことかと思います。

 

演者になってからの人生にムダなものは1つもないそうです。

 

どこかに行けば他人がいて、それを見ている自分がいて、そのすべてで感じているものが演者の引き出しとなるそうです。

 

例えば「カフェでスマホを触っている」という演技の指定をされても、

・のんびり飲み物を飲んでスマホをみている人

・レジ前で電子マネーのアプリでも開こうとしている人

・フードやドリンクをスマホで撮っている人

こういった細かいことでスマホの触り方は変わってきたりします。

 

そういったときに「どういう演技をするか」決めるには引き出しが多くないとうまくできません。

どういう姿勢で見ているのか、スマホをどのように持っているかなど同じ行動でも人によってさらに細かいクセみたいなものも出てきます。

 

小さな仕草を認識して、頭に入れておくことが自分の引き出しとなり、演じるキャラの個性を出しやすくなります。

台本を読んで人物の心理を理解しやすくなるということで「好奇心を持ちなさい」という言葉になるんだと思いますね。

 

声優としてのタレント力が上がる好奇心

好奇心を持つということはその人のタレント力もあげてくれることになります。

 

声優は今は演じるだけが仕事ではありません。

 

ラジオや、ときにはバラエティでフリートークをしないといけない場面もあります。

 

そういったときに使えるネタの引き出しが強ければ仕事の幅も広がることになります。

・あの建物はなんだろう

・あの人はなんであんなことをしてるんだろう

・この食べ物はどんな味がするんだろう

そういった疑問が生まれたときはチャンスです。

 

その建物に入るなり、その人に聞いてみるなり、実際に食べて味をたしかめることは自分の中の話のネタになります。

 

僕がこういったことを頭に入れてたから経験できたこととして、1つ例を上げるとメロンパンバーガーの話があります。

 

近くの古民家カフェで売っていたんですが、パンズがメロンパンになっており、そこにハンバーグが挟んである文字通りのメロンパンバーガーです。

 

普通に考えたらまずそうですよね。

しかし「こんなの売れるんか?」「味はどんな感じなのだろう?」という好奇心で買って食べてみたんです。

 

これが意外においしくてメロンパンとハンバーグって合うんだなということを知ることができました。

 

こういうことってほとんどの人が経験してないことなので自分の話のネタの1つになりますよね?

1つとしては小さなものでも365日何か1つ新しいネタを仕入れればそれは大きな話の武器になります。

そのような積み上げがタレント力として生きていくんだと思います。

演者はできないと言ってはいけない

突然ですがこれを読んでる現役のレッスン生に伺いたいのですが、

1分以内で自分の魅力を答えて、相手に「この人は魅力的な人だ」と思わせることはできますか?

 

 

多分ほとんどの人はできないと思います。

 

僕がレッスン生のとき、急にマネージャーがレッスンに来て「これから自己PRをやってください」と言われたことがありました。

 

さきほど僕がレッスン生に伺ったことはこの状況と同じだということです。

 

 

基礎科のときの話なんですが、当然誰も自己PRの用意はしてきていなかったのでほぼ全員がぐだぐだな内容で終わってしまいました。

 

 

このときに講師やマネージャーが言っていたことがあります。

「演者はできないと言ってはいけない、しかしできないこともある。だからそのときのために近いものを引っ張りだしてなんとか『できている』という方向に持っていく引き出しがたくさん必要」

 

「演者としてのビッグチャンスは基本少ない、だからいつそのビッグチャンスが来てもいいように常に準備しておかないといけない」

 

「ほとんどが魅力的な人には見えなかった、あなたたちはプロになりたいのに自分の魅力も伝えることができないのか?営業が自分のところの商品を売りに来て商品の魅力を伝えられなかったら買うわけないでしょう?あなたたちはプロになるという認識が足りていない」

当時自分が記録していたノートに書いてありましたのでそのまま引用しています。

 

 

「ごもっともです」としか言いようがないですよね。

 

講師やマネージャーの方は、超有名な劇団出身の方でしたからやっぱり重みというか自覚みたいなのが違うなと思いましたね。

 

声優は自分が商品なのですからその魅力を伝えられなきゃいけないのは当然かと思いますので、

・いつでも自己PRができるようにしておく

・演者としてできないことを減らしていく

今は完ぺきにできなくてもやれることを毎日増やしていきましょうということなんでしょうね。

 

唯一褒められたレッスン生

余談ですがこのとき名指しで褒められていたレッスン生がいました。

【技術】人の演技もみて観ておくことの重要性...

褒められていたのはやはり以前この記事でご紹介した彼女でした。

 

レッスン後、彼女に聞いたら以前から用意をしていたわけではなかったようです。

 

ですが、わずかな準備時間で記憶に残るアピールをしていました。

 

今でも覚えているんですが、接客業の仕事からいろんな人をよく見ているため「演じ分けが私にはできます」と言って、表情や声色、仕草を多種多様の女性で短くそのキャラが言いそうなセリフを言いながら演じていました。

 

これは後々、僕も理解することですが、演者は瞬発力も大事なことなんですね。

「こういうキャラを演じよう」と頭で思っていてもそのキャラを自分に落とし込む速さは引き出しと慣れによって変わってきます。

 

恐らく彼女は引きだしの多さでそれをすぐに落とし込むことができたみたいですね。

本当にすごい人だなと思いましたね。

 

ちなみにその彼女は本科の段階で辞めてしまいました。

 

辞めるとき、マネージャーの方に自分の劇団に個別でスカウトされたそうですが、それも断ったと聞きましたね。

「やっぱり普通の生活に戻りたくなった」と言っていましたが、本当にもったいないなと思ったし彼女がどこまで行けたのかも見てみたかったですね。

 

人間的魅力を持っている人になりなさい

・この人のしゃべりはおもしろい

・この人がいるだけで周りが明るくなる

など、タレント力とも言える要素のことかと思います。

 

声優以外の仕事もいける人はバラエティなどにも出演し、アニメなど見ていない層の人も作品に引っ張ってくることができます。

 

ジャイアンの声優でお馴染みの木村昴さんとかまさにこの要素に当てはまる方かと思います。

 

こういうことができる人は業界の人にとってはすごくありがたい存在です。

またテレビでいろいろなところに呼ばれることで出演作品の宣伝効果もあるため業界の人にも重宝されます。

 

演技力が1番大事なのは間違いないですが、そういった演技以外での魅力を作ることも売れる要素の1つなんだということでしょうね。

 

人間的魅力とキャラ

「キャラ」という言葉があります。

芸人さんだったら毒舌キャラとかいじられキャラとかそういうやつですね。

こういうわかりやすいキャラがあるのはかなりいいそうです。

 

キャラを作るということ

できるなら自分に無理のないキャラが1番いいそうです。

 

芸人さんで言えば明石家さんまさんのような『プライベートでも人柄が変わらない』という素の自分を多くの人が気に入ってくれるようなら無理もなく続けられて1番いいことです。

 

 

しかし多くの人は24時間明るく振る舞い続けるなんてできないと思います。

あれは一種の才能ですからね。

 

オススメはいじられやすいキャラらしいです。

・いじってくれる相手がうまい人なら自分も簡単においしい存在になれる

・基本的にいじられキャラは先輩に好かれやすいので仕事のチャンスが増える

主にこの2つがあるからですね。

 

そして何よりいじられキャラは性格が明るかろうが、暗かろうが「プライド」さえ捨ててしまえばなりやすいキャラだというところです。

 

芸人さんで例えると明るいほうだが出川さんや狩野さん、暗いほうなら宮下草薙の草薙さんのような感じの人ですね。

 

もちろん彼らは芸人さんなのでいじられたときの返しのテンプレや技術を持っており、技術で返しているところもあります。

 

しかし基本的に声優はゲストでバラエティに呼ばれることが多いのでそこにいる芸人さんや番組の編集さんがおもしろおかしくいじってくれます。

 

芸人さん以外が目指すのはいじりやすい要素の引き出しを増やすことだけでいいんです。

 

上で書きましたがここでも好奇心は必要だということですね。

 

好奇心を持って変なことにも興味を持ち、変なキャラを作りあげるということです。

 

例えそれが作りすぎのキャラでもいいと思います。

 

作りすぎに見えたら「お前作ってきただろ」と結局芸人さんがまたおもしろおかしくいじってくれます。

ですので変な趣味やらを持ち、幅を広げていくのがいいということですね。

 

今回は一例をあげただけですが、人間的魅力は他にもたくさんあるので自分に合う魅力を探してみましょう。

 

以上になります。

 

どの講師も共通して言っていることは『魅力を持った声優になる』ということだと思います。

圧倒する演技力だけで生きていけるならばいいですが多くの人はそんな才能ありません。

声優として人間としていろいろな魅力を出せるようがんばれとういうことでもあるんでしょうね。

 

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