今回は、
「自分の気持ちが落ちているときの切り替え方」
というテーマで書いていきます。
声優養成所には年単位で通うことになります。
レッスン生である以上に、普通の生活をしていれば1年の間に必ず気持ちが不安定になることはあります。
ただ演者は自分の悩みや不安を現場に持ち込まないのがプロと言われる世界です。
そこで今回は気持ちが不安定にならないようにする方法や切り替え方などを僕の体験を含め書いていきます。
それではいってみましょう。
睡眠をとってご飯をちゃんと食べる
基本はこれ。
人間は睡眠がとれていないと冷静な判断ができなくなります。
眠いときはマイナスの感情がとにかく感情を支配しやすくなり、余計に落ち込むことが多くなります。
寝ることもレッスンの課題と一緒の気持ちくらい真面目に取り組むべきだと思いますね。
・できれば毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きる
・仕事などの都合でそれができない環境なら何時に寝てもいいから最低7時間は寝る
これらを心がけてみましょう。
睡眠の重要性について補足
あと気持ちの切り替え方とはちょっと方向性が違うことですが、睡眠が重要ということでもう少しお話を。
僕はレッスン生時代は時間がないという理由で逆に睡眠時間を削ってでも課題に取り組むなんてことをしてましたが、今思えばそれは効率の悪いものだったかなと思っていますね。
結局睡眠時間を削るって次の日にも影響が出て、どこかで必ずやらなければいけないことを後回しにして寝てしまうことがあるんです。
予定が狂うし、そのちょっと削った睡眠時間のせいで次の日の集中力や頭の回転なども低下します。
結果的にその日徹夜したことで元の生活サイクルに戻すために2日くらい時間をとられ逆に削った時間より多くの時間をとられてしまうんですよね。
現役のレッスン生の方には僕と同じようなミスはしてほしくないのでぜひ睡眠をしっかりとることは頭に入れておいてほしいと思います。
気持ちの切り替え方
ただ睡眠をしっかりとろうが気分が落ちてしまうことはあります。
そこでこれをやったらもう気持ちはリセットという儀式やルーティンを作ることをオススメします。
軽い苛立ちなどの気持ちの乱れ
僕がやっていたのは1人になり目を瞑り、呼吸のみに意識を持っていき10回呼吸をするというものを平常心に戻る儀式としていました。
最初はなかなかそういった切り替えは難しいですが、やっているとそのうちその儀式がリセットのスイッチになり、冷静な心が取り戻しやすくなります。
やっていくうちに自分に暗示がかかってくるので、気持ちが乱れたと思ったらとる行動として何かを作って何度も実践してみましょう。
それでも気持ちの整理がつかない場合
・趣味を楽しむ
・友達と会う、会話をする、遊ぶ
・他の欲を満たすことを優先する
このどれかを1日使ってやってみましょう。
僕はこのどれかをやっていれば大抵の気持ちの乱れは収めることができました。
そして、ある程度気持ちの乱れがなくなったらこう考えてましたね。
「それは自分が悩んで解決することなのか、解決しないことなのか」
だいたいはこれで気持ちの乱れはなくなりました。
・悩んで解決することならちょっと時間を使って解決策を探ればいい
・他人が絡んだりして自分だけではどうしよもないものならもう悩んでいても仕方ないことだし悩む必要はない
多くはこの2つで決着がつきます。
そしてだいたいは自分が悩んでいても仕方ないことだったりします。
ほとんどの悩みの根本はこの2つしかないと知っていることでも気持ちが落ちにくくなりますので頭の中に入れておいてほしいなと思います。
それでも気持ちの落ちが何日も続く場合
これはもうどうしよもありません。
一旦すべてのことを休んで気持ちの整理がつくまで何もしないのが1番です。
無理をしていると後々大変なことになってしまうこともあります。
レッスンどうこうよりあなたの命にも関わる可能性があるので精神科などにかかることも検討しましょう。
今回は以上になります。