今回は、
日ナレに受かった人が知っておくといい知識やレッスンでの意識
というテーマで書いていきます。
「日ナレ」で4年間過ごし、研修科まで行った僕が日ナレ時代に聞いた話やレッスンでこういうことを意識しておくといいというものを書いていきます。
頭に入れておくだけで役に立つことばかりだと思うのでぜひごらんください。
では見ていきましょう。
ー関連記事ー
・元日ナレ生が思う、日ナレ(声優養成所)の入所前にやっておいたほうがいいと思うこと
レッスンで意識しておくこと
レッスンではどういったことを意識しておくかでも差が出たりします。
何も考えないでレッスンを受けることは論外ですが、レッスン中にどこに注目して何を意識するといいかを知っているとより成長スピードが上がるかと思います。
ここではそういったものをまとめてみました。
また自分がレッスンのある日にしていたことや考えていたことをまとめた記事も用意してありますのでそちらもご覧ください。
・レッスンのある日はどんなことをしていたか?レッスン中の細かい意識やレッスン後にやることも
何事にも積極性を見せる
僕が見てきた中で推薦をもらったり、講師の方が言っていたことで「プロになっている人の共通点」でもあることが、とにかく積極的になるということですね。
・レッスン中の実技で順番が決まっていないなら積極的に先の順番を狙う
・レッスン後に毎回必ず講師の方に質問をしに行く
この2点は必ず意識してやるようにしましょう。
レッスン中は積極性を見ている講師もいるようです。
プロになっても待っていて売れるチャンスが来る業界ではありませんからそういう前向きな姿勢がプロに必要ということで見ているのかもしれませんね。
・レッスン中の演技や自己PRの順番の狙い目はどこか?トップバッターをとれなかったときの対処法や考えかたもご紹介
うまい人の演技は絶対に観ておく
クラスに1人は飛び抜けてうまい人や、講師に気に入られてるなと思う人が出てきます。
その人の演技はしっかり観ておきましょう。
そしてその人がなぜうまいと思うのかをしっかり考えるようにしましょう。
特に注目すべきレッスン生
特に演技力などの単純な技術でうまいと思った人や容姿はずば抜けてよくないのに講師のお気に入りになっている人は参考になる部分が多いです。
そして、
・どうしてうまいと思うのか
・なぜ講師のお気に入りなのか
こういったことを必ず頭に入れて観てください。
その人と比べて、
・どこが自分よりうまいのか
・自分に何が足りないのか
ということを毎回考えてみましょう。
僕が1年目の基礎科のときの話ですが、自分と同じで演技未経験の人なのにめちゃくちゃうまい人がいました。
容姿が抜群にいいわけでもないんです、でもその人の演技は魅入ってしまうような感覚がありました。
そして、その人の演技をなぜ飽きないで観ていられるんだろうと考えてみました。
そこでうまいと思う人は「間(ま)」をあまりとらないということに気付きました。
これに気付いたことで自分も見ている人に印象を残す演技ができるようになりましたね。
実演などではテンポの速い演技を選ぶ
自由演技はテンポが速いものを選ぶようにしましょう。
上の演技がうまい人の話の続きになりますが、その人はとにかく口を動かし、身体も動いていることが多かったんです。
他のレッスン生で退屈だなと思ったり、下手だなって思う人はセリフが少なく、あまり動かないことが多かったんですね。
レッスンでやる自由演技は限られた時間でやることがほとんどです。
セリフが多いほうがその分、注目する時間が増えて、自分の演技をたくさん見せつけることができます。
まず演技初心者は自由演技などはゆったりしたリズムをやるよりテンポのいい演技を選ぶようにしてみましょう。
・元日ナレ生が実体験から考える演技初心者が陥ることとは何か?対策、コツなどをまとめてみました
・速いテンポの演技の落とし穴とは?演技する上で意識しておくことをまとめてみました
知っておくといいこと
ここでは知っておくといいことをご紹介していこうと思います。
マインド面での話にもなりますが知っておいて損はないことになっています。
文科系に見えてかなり体育系
声優などの演劇業界は文化系に見えて実は体育会系の部分が強かったりします。
声というものが仕事道具となるこの世界ではアスリートと同じで自分の体調に人一倍気を使わなければいけません。
また実力を示す技術の大会での結果や数字が残せる世界でもないことから人とのつながりが仕事に関わる世界でもあります。
基本ですが、挨拶はしっかりしましょう。
関係者が視界に入ったら必ず挨拶をする、目上の人を立てる、後輩の面倒を見るなど体育会系によくある縦社会の掟がかなり強い業界です。
もっと言えば横の繋がり、いわゆるコネも必要な業界でもあります。
自分の実力1つでそんな上下関係を覆せるアスリートより礼儀をしっかりしなければいけないということも頭に入れておくといいですね。
常に新しいものに触れようとする
演者を目指した以上、勉強に終わりはありません。
そのときそのときの時代が作品の舞台に選ばれることもあり、そのときの常識が人間を作っていきます。
過去のことを知り、そのときどんな時代だったのか、どんなものが流行っていたのかなど一生かけても知ることができない情報量も演者は知ろうとしていかなければいけません。
そのときのリアルが必要だからです。
例えば誰かとの待ち合わせにしても、
・スマホがない時代はどんなことをして人を待っていたのか
・人混みでどのようにしてお互いを探していたのか
・目的地の情報や場所はどこで手に入れていたのか
これだけでも時代によってかなり変わってきます。
1つ1つを知ることがすべて演技の引き出しを増やします。
演者を辞めるか死ぬまで知識を蓄える意識を持っていきましょう。
まとめ
以上になります。
入所以降は厳しいと思ったり辛い経験をすることもあるかもしれません。
でも今の「声優になりたい気持ち」を持っていれば前向きに物事を考え打破する力になると思います。
がんばってくださいね。
ー関連記事ー
コメント